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育児 →
前編からの続き・・・
予約の時間より30分ほど早めに保健所に到着。
朝一番の予約だったので、臨床心理士の先生の準備が整うまで部屋の前で待機していた。
保健所の階段を上り下り繰り返す次男に付き合い、壁面に張られた色んな教室の案内を見ていたら、
発達障害などの子ども達が集う“つぼみ園”というのが目に付いた。
(ここに申し込めば、
療育してもらえるのか・・・・)
そして名前を呼ばれたのは、予約時間ちょうどくらいだった。
横長のテーブルの向こうに臨床心理士の女性。
テーブルのコチラには3つのイスが用意されていて、真ん中は子供用の小さなイス。
最初は少し怯えていた次男は、私から離れようとしなかったため膝に抱いて着席。
そのままの状態でしばらく問診。
・普段の次男の様子
・現在の言葉の発達具合
・指差しの有無
・大人の指示(オムツ取ってきて、ゴミを捨てて等)を理解し、行動できるか?
など、聞かれた。
もう私は諦めの境地だったので、声のトーンもテンションも下がりっぱなし。
問診の途中で次男が用意された子どもイスに座る!と、移動し始めた。
その後、次男の目の前(テーブルの上)に小さな積み木が並べられいくつかの
テストが始まった。
・積み木を積み上げられるか
・はめ込み型のパズル。
→ 類似の玩具 ○△□の木片と、同型にくり抜かれた土台が出され、上手にはめれるか。
・細い円柱と長方形の木片を渡され、同型にくり抜かれた木の箱に通せるか。
→ 類似の玩具 (木片を立てたり、少し工夫しないと通らない穴しか開いてない)
・○、△、□、半円、十字などの絵が描かれた下敷きの上に、同じ形のカードを乗せる。
→ 類似玩具(出題された玩具より、かなり高レベルのモノです) ・動物や物の絵が描かれた紙を見せ、「ワンワンはどこかな?」(指差し)
・大・中・小の3種のコップを重ねられるか。
→ 類似の玩具などを実施。
驚いたことに、次男は指差し以外の項目全てクリアした。
(ほぉー!大したモンだ!)と感心。
そしてテストを実施している間も、頻繁に臨床心理士の先生や私、夫の顔をちょいちょい見ては反応をうかがい、一緒に手を叩いたり喜んだりしてた。
一通りの試験終了後、いよいよ結果が告げられる。
結果は------
言葉の遅れは見られるものの発達にはなんら問題なし。
きちんと相手の反応を見たりコミュニケーションも取れているし、上手に声がけも出来ている。
私 「へ?・・・あの、じゃぁお医者さんに診断してもらったり・・・」
先生「あー!全然そんなの必要ないです!大丈夫ですよ!」
ぶぅわぁーっと涙が溢れそうになったのを、必死にこらえた。
マジですか・・・・先生。
あーざーっすっ!!(T▽T)
とりあえずまた2歳半の時点で保健所から連絡があり、次男の成長具合を教えて欲しいとのことだった。
その後は、また成長に応じて相談していきましょうと。
晴れやかな気持ちで部屋を後にしたら、すぐに夫は
「ほらな!大丈夫やったやろ?」
「ありがとう。ごめんなさい・・・」と言った途端、我慢していた涙が溢れた。
本当に良かった。
本当に心配した。
この数日、ずっと自分を責め続けた。
疑いを持ち始めてから今日までがすごく長く感じた。
でも、これで終わりじゃない。
本当の子育ては、まだまだこれからだ。
この気持ちを忘れずに、今後はもっと丁寧に子どもに接していこうと気合が入った。