うちの長男は、(親の私が言うのもなんだが)とてもマジメで賢い子だ。
しかし一方、とても気が小さく異様に失敗を恐れるというか、少しでも恥をかくようなことが想定される場面を避けたがる。
Tシャツの柄一つでもそうだ。
ある時なんか、ワークに出た“短い作文を自分で作って親に読み上げる”、という問題を
「・・・恥ずかしい」と言ってやれずに泣き出した。
なんでこんなに人の目を気にする子になったんだろう?
夫婦でいつも考えていたのだが、ある冊子のコラムでハッとした。
たしか月間教材ポピーを紹介する小冊子で、大学教授だかなんだかの先生が書いていた文章。
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子どもには結果を褒めるのではなく、その頑張りを褒めてあげよ、と。
子ども達数人を集めて行われた実験で、まず簡単な問題を全員に解かす。
そしてAチームの子ども達には「全部正解だね!」「賢いね」などの、結果を褒める言葉をかける。
そしてもう一方のBチームの子ども達には「よく頑張ったね!」など、その努力を褒めた。
その後、もう一度問題を与えるのだが、1つは先ほどの問題と同程度の簡単な問題。
もう一方は、先ほどの問題よりも難易度が高い問題。
子ども達に好きな方を選ばせたところ、Aチームの子どもの殆どは簡単な方の問題を選び、Bチームの子ども達の殆どは難易度の高い問題に挑戦したという。
この結果から言えることは、Aチームの子ども達は良い結果を確実に出したいがために、敢えて難易度の高い問題には挑戦せず、自分の自尊心を固く守ろうとする。
Bチームの子ども達は、難しい問題にチャレンジしようという向上心が生まれていることが分かる。
その後、Bチームの子ども達の成績はグングン上がり、最初は優秀だったAチームの子ども達の成績と逆転したという。
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多分、内容はそんな感じだったと思うのだけど、これを読んで目からウロコ。
そういえば同じような内容のコラム、随分前に子どもがやってるベネッセ教材の中でもチラッと読んだことがあるような気がしたのに、その時は特に気にも留めなかった気がする。
まさに長男はAグループの子ども達になってるっΣ(@Д@;)
つまりは、我々の褒め方が間違っていたのだ。
「偉いなー」
「よぉできたねー」
「さすが◎◎!」
・・・全部結果を褒めてた(_ _。)
だから、長男は結果ばかり気にするんだ。
失敗を恐れるんだ。
チャレンジすることを恐れるんだ。
腑に落ちた。
と言うコトで、我が家は昨日から『努力(がんばり)を褒める』に
一斉チェンジしました。
意識すると、(あれ?これって結果を褒めてる?)とか、
(どうやって努力を褒めるの?)など、わからなくなってきたりもして・・・
努力と結果の褒め方の違いって、似て非なるもの。
ちょっと間違うと結果を褒めてしまいがち。
結構むずかしい〜(^^;
でも、もしこれで長男が少しずつでも変わってってくれたら、
男らしく物怖じせず、チャレンジ精神旺盛になってくれたら、
もっともっと将来が楽しみな子になるゾ!