翌朝、起きてからも5分置きの張りや微弱陣痛が続き、どのタイミングで病院に行けばよいのか判断をしかねた。
昂己を保育園に送り届けた帰り道、少しずつ痛みの強さが増してきたコトと、昨日からずっと続いていた出血の量が増え始めたので、帰宅後スグに病院に電話してパパに送ってもらった。
・・・とは言っても、まだまだ陣痛は微弱。
いつ出産になるかまったく検討がつかなかったので、パパはどうしても今日やらねばならない仕事を片付けに一旦帰宅することになった。
看護師さんは「ええ〜っ!立会い希望ですよね?帰っても大丈夫?一応、早めに連絡を取るようにはしますけどぉ・・・知りませんよ〜(><;)」と困惑気味。
まぁ、家からとばせば15分で着くし・・・昂己の時も本格的に痛くなってから2時間弱はかかってるし・・・
なんて気軽な気持ちでパパを送り出した。
まさか本当に間に合わないなんて・・・
陣痛がうずくまるほど強くなったのは11:30。
(そのとき既に子宮口はほぼ全開!)
パパに電話が入ったのは11:50頃(らしい)。
出産したのが12:08。
パパが病院に到着したのはその5分後・・・・(T△T)
出産の瞬間もビデオに撮ろう!とあんなに意気込んでいたのに、結局それも叶わず、私は一人で分娩台の上でがんばりました。
なんてったって2人目なもんで、いきみ所を知っているから早く出したくて、先生の指示を待たずにいきみ始めました。ははは
でも、後で聞いたら実は赤ちゃんの心拍が弱くなって来ていて、早く出してあげなきゃ危険だったらしい。
だから先生も「自分のリズムでいきんで良いですよ」って。
本当は「経産婦なんで時間をかけて会陰切開せずにおこう」と先生は考えていたらしいのだけど、状況が許さず結局4、5cmの切開をして出産を促したんだ、と。
しかし、前回も今回もすごいスピード出産。
それでもやっぱり痛かった(涙)
産まれたのは、2310gの小さな男の子。
検診では推定2700gくらいだと言われていたのに・・・でも元気!
『侃青(かんせい)』と名づけました。
「侃」という字には“強く正しい、やわらぐ”という意味があり、常用漢字ではない為普段あまり使わない漢字。
きっとどこに言っても「なんて読むの?」「どんな字?」と聞かれ、面倒臭い思いをするんだろうなー・・・と言いながら、夫とつけた名前。ははは
何しろお腹にいる時から家族全員で「カンちゃん」と呼びまくっていたもんで、いまさら変更がきかなくなってしまったのだ。
小さいけど髪の毛はフサフサ!しかもオッパイも良く飲む!
きっとスグに大きくなるよ!
昂己はパパとの生活に最初は泣いて困らせたりしてたみたいだけど、なんとかパパが上手くやってくれているようだ。
(パパはかなり疲れているけど・・・)
病院に義母さん、義父さんと一緒に来た昂己は、嬉しそうに「カンちゃん♪かわいい!」とガラスに顔をへっぱりつけてずっと見ていた。