男性の更年期障害とも言われている『前立腺肥大』を
勉強してみると、知らなかったことがたくさんわかりました。
じゃ、女性の更年期障害についても知りたくなり、調べて見ました。
【そもそも『更年期』とはいつ?】
女性が成熟期から老年期へ移行する時期を「更年期」と呼ぶらしく、
閉経前の数年間をさします。
【原 因】
閉経を迎え、卵巣からの女性ホルモンの分泌が激減すると
ホルモンのバランスが狂って、
間脳(自律神経の中枢や五感の中間中枢が有る部分の事、
生きるための働きを命令する部分)や
脳下垂体(ホルモンの産生される部分、働きの調整がされる部分)が
これまで通りに働かなくなり、月経不順や心身の障害を引き起こします。
あわせて、この時期(閉経前)というのは子育てが終わった頃です。
新しい第二の人生を始めるにあたり、社会や家庭に対する不安がつのることから
精神状態の変化と本人の性格、社会的環境の変化などが微妙に作用しあい
身体的な要因にあわせて、障害が起こるようです。
【症 状】
頭痛、肩こり、腰痛、全身倦怠、どうき、手足の冷え、手足のしびれ、
不眠、性欲減退、めまい、耳鳴り、ほてり、のぼせ、などが
身体的によくみられる症状です。
精神的には憂鬱、イライラなどの症状もあります。
※原因がないのに、色々な症状があらわれ、
その症状が外からの影響によって変わりやすいのが特徴です。
【治 療】
男女混合ホルモンデポーを4週間おきに注射すると
劇的な効果があります。
プレマリンを1日1錠内服する方法も有効です。
エストロゲン製剤を内服する時は、黄体ホルモンの内服を1ヶ月のうちの
後半14日間併用することもあります。
子宮内膜ガン、乳がんの定期的なチェックも行います。
【不感症】
性交の際に快感を覚えないことを言いますが、
個人差もありますので、くよくよする必要はありません。
最大の原因は心理的な葛藤だと言います。
専門医による精神分析療法や、催眠、面接などの方法で治療します。
パートナー同伴の受診で、治療者側も男女1組で対応し、
効果をあげる方法もよく行われるそうです。
昔、母が私を含め、家族や周囲の人とトラブルを起こし、
泣いたり怒ったり頻繁にしていた時期を思い返せば
「もしかしてあれは更年期障害だったのかしら?」と思います。
やたらイライラと人にあたり、怒りまくってはプイと出て行ったり、
本当に手がつけられませんでした。
でも、いつも(私が小さいときから)そんな言動をする人なので
うちの母の場合は『慢性更年期障害』かもしれません。
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